今年は記録的に暑い夏となっているフランス。約2ヶ月と長い夏のバカンスも、暑さを避けるため日中の外出を控えている人も多いようです。

フランスといえばバカンスを長くとるイメージを持っている方も多いと思いますが、今回はフランスの学校とサラリーマンの長期休暇事情をご紹介します。

学校の長期休暇は年5回!

まず、学校の長期休暇ですが、年間スケジュールは次のようになっています。
(2022−2023年の予定です)

  • 9月1日
     新学期開始
  • 10月22日〜11月7日
     トゥッサン休暇(vacances de toussaint)
  • 12月17日〜1月3日
     クリスマス休暇(vacances de noël)
  • 2月18日〜3月6日
     冬休み(vacances d’hiver)
  • 4月22日〜5月6日
     春休み(vacances de printemps)
  • 7月8日〜9月7日
     夏休み(vacances d’été)

こうして見てみると、日本の学校と比べて圧倒的に長期休暇が多いのがわかりますね。

フランスでは新学期は9月に始まります。そして、新学期開始から2ヶ月も経たないうちに、約2週間のトゥッサン休暇に入ります。

トゥッサン休暇とは、カトリック教会の祝日「諸聖人の日(toussaint)」にちなんだ休暇。諸聖人の日は11月1日で、この日は祝日です。

クリスマスシーズンのパリの街並み

トゥッサン休暇の次はクリスマス休暇です。時期的に、日本の冬休みのような感じですね。フランスは年末年始ではなくクリスマスに照準を当てているので、クリスマス前に休暇が始まります。

クリスマスは一年で最も重要なイベントで、街もお祝いムードが高まりにぎやかになります。フランスでは、クリスマスは家族で祝うのが基本なので、祖父母の家を訪ねるなど、旅行に出かける姿が多く見られます。

夏のバカンスシーズンのパリ

一大イベントクリスマスが終わった後も、すぐに冬休み、春休みとそれぞれ2週間の休暇がやってきます。そして夏には約2ヶ月という長いバカンスが待っています。

1年間で5回も長期休暇があるので、前回の休暇から2ヶ月も経たないうちに次の休暇がやってくるという、日本の子どもたちからするとなんとも羨ましい休暇予定となっています。

サラリーマンは年間5週間の有給休暇

さて、サラリーマンはどうなのかというと、基本的には年間5週間の有給休暇が与えられます。多くの人は7・8月に2〜3週間の休暇を取ります。残りはクリスマスシーズンに使用したり、子どもの長期休暇に合わせて休暇を取ったりとさまざまです。

7・8月は多くの人がバカンスを取るため、役所や銀行などで窓口や電話対応する人が減り、サービスを利用する側からすると不便な部分もありますが、みんな文句を言いながらも「バカンスだから仕方ないか」と納得しています。

社員同士で日程を調整したりはしますが、与えられた有給は使う、という雰囲気が当たり前にあるので、有給を使うことを遠慮したりためらったりすることはありません。

また、有給は翌年に持ち越すことができず、その年のうちに使わなければならないため、ほとんどの人が5週間分すべてを使い切ります。

フランス人に人気のバカンス先、コートダジュール

日本では2週間の休暇を取るのも難しいですが、フランス人にとっては2週間でも短いほど。夏のバカンスのために働いていると言ってもいいほどで、みんな何ヶ月も前からバカンスの計画を立て始めます。夏になると、7月にバカンスを取るのか8月にバカンスを取るのか、というのがフランス人のお決まりの話題です。学生もサラリーマンも日本と比べると休暇が多く、羨ましい限りのフランスの休暇事情でした。