Journées Européennes du Patrimoine(ヨーロッパ文化遺産の日)とは、ヨーロッパ中で開催されている文化イベントで、貴重な文化財に触れ理解を深めようという日です。

イベントの始まりは、1984年にフランスで行われた「La Journée portes ouvertes dans les monuments historiques(ドアを開ける日)」です。それから少しずつヨーロッパの国々がイベントへの参加を表明し、2000年に正式に現在の名称「Journées Européennes du Patrimoine」となり、現在では約50カ国で開催される大規模なイベントへと成長しました。

フランスでは、ヨーロッパ文化遺産の日は毎年9月の第3週末に行われます。今年は9月17・18日に開催予定です。

イベントではどんな事ができる?

ヨーロッパ文化遺産の日には、普段は一般に公開されていない施設を見学できたり、美術館などの有料施設が無料または割引料金で入場できたりします。フランス中の文化施設や宗教施設、公園・庭園、教育機関などが参加するので、参加施設の数は膨大です。

施設ごとに、ガイド付き見学や普段は関係者以外立ち入れない場所を公開するなど、さまざまなプログラムが用意されています。人気の施設は長い行列ができることも珍しくありません。予約が必要な施設も多いので、行きたい場所は早めに予約するのがおすすめです。

おすすめプログラム

パリ市内でおすすめの参加施設をいくつかご紹介します。ヨーロッパ文化遺産の日にだけ特別公開される施設をピックアップしました。

エリゼ宮

フランス大統領官邸エリゼ宮は、ヨーロッパ文化遺産の日の一番人気施設と言っても過言ではありません。エリゼ宮が一般公開されるのはこの日だけなので、とても貴重な機会です。職務室や食堂、ホールなどたくさんの部屋を見学できます。運がよければ大統領本人に会えることも。

以前は並べば誰でも入場できたため、朝早くから行列ができ数時間待ちが当たり前でしたが、数年前から入場は予約制になっています。人気の施設なので、なかなか予約できないのが難点です。

エッフェル塔 エレベーター機械室

フランスのシンボルとして観光客にも人気のエッフェル塔。展望台にのぼるには、階段とエレベーターがありますが、エレベーターを利用する方が多いのではないでしょうか。

エッフェル塔のエレベーターシステムは、世界にも他に同じものがなく、特別な構造をしています。ヨーロッパ文化遺産の日には、その貴重なエレベーターの機械室をガイド付きで見学できます。フランスを代表するモニュメントの裏側を見られるなんてわくわくしますね。

ルーヴル美術館

毎日多くの観光客が訪れるルーブル美術館ですが、ここでは世界最大級の美術館の裏側を覗くことができます。用意されている特別プログラムは、普段は公開されていないアトリエの見学です。

作業内容ごとにいくつもアトリエがあり、作品修復や保存の技術を間近に見ることができます。アートに興味がある方にとってはとても興味深いのではないでしょうか。

3ヵ所紹介しましたが、どこも予約の上、無料で訪れることができます。このほかにもヨーロッパ文化遺産の日にだけ入場できる貴重な施設や、特別見学プログラムが組まれている場所がたくさんあり、公式サイトから施設を検索できます。イベント開催中にフランスに行かれる方はぜひ参加してみてくださいね。