フランスの情報をお伝えしているのにスペイン?と思われるかもしれませんが、実はスペインとフランスにはバスク地方という地域があり、国に関わりなくバスクと呼ばれています。今回はフランスの国境からはおよそ20kmの場所、スペイン側のバスク地方にあるサン・セバスチャンをご紹介します。

サン・セバスチャンとは?

バスク地方で最も有名な都市とも言えるサン・セバスチャン。その理由はヨーロッパでも有数の「美食の街」であるということ。バスク地方に位置しており、フランスとの国境近くで、海辺に面していて、もちろんスペインの文化も感じられるという独特の雰囲気が漂う街。最近では、日本人選手の所属により日本でもよく知られるようになった、サッカーチームのエイバルやレアルソシエダも、バスク地方やサン・セバスチャンに本拠地があります。

サン・セバスチャンは街自体も大変美しく、スペインの中では比較的治安が良い地域だとも言われています。見どころは沢山ありますが、やはり一番の魅力は美食の街と呼ばれる所以の気軽に入れるバル!ピンチョスと呼ばれる一口大(じゃないお店もあり!)のフィンガーフードと、ワインやビールがリーズナブルに楽しめるところ。スペインのピンチョスはバルごとに特色があって本当に楽しめるのですが、なかでもサン・セバスチャンは海が近く、フランスからも近いこともあってか、とにかく美味でした!

おすすめバルその1「 Bartolo」

気軽に入れる雰囲気が魅力のこちらのバル。実は、1896年からという長い歴史があるようです。お店の前にはなんとなく寿司ネタのような看板が。どんなピンチョスを提供しているか一目で分かる様になっており、食文化に詳しくない外国人の私にとっては、入るかどうかの判断をするのに便利でした。

こちらのバルは、なんとなく内観も庶民派の雰囲気です。このバルはいかにもバルらしく、一応簡単に腰をのせる場所はありますが、立って食べるのが基本。そういえば、入口の横にある看板も寿司っぽい感じですが、立って食べるというところにも、立ち食い文化のある江戸前寿司と重なる点がありますね。バルのカンウター前には様々なカラーの色鮮やかなピンチョスが並びますが、食べたいものを選んだら、なんとなく色が茶色に。

美味しそうだったので、揚げ物ばかり選んでしまいました。こちらのフードは、一つ一つが大きめで、私が揚げ物ばかり選んだせいもあって、決して凝っているとは言えないかもしれないピンチョスですが(味が良ければ大満足)、どのピンチョスも美味しかったです!具体的に似ている料理があるわけではないのに、なぜか日本人に合う味だと感じました。強いて言えば、四角い揚げ物は海鮮系のクリームコロッケでしょうか。

おすすめバル2: Casa Vergara

中心地の大通りをまっすぐ行くと見つかるこちらのバルは、1948年から歴史があるようです。立地が良いためか、お店の前には多くの人が群がっていました。店構えもスペインのバルっぽい雰囲気でムードがあって、入る前から気分が上がります。

このバルのピンチョスは見た目が凝ったものが多かったです。また、やはり海に近いサン・セバスチャンならではのお楽しみとして魚介類を使ったものが多く感じます。ちなみに、このお店で感じたのは、串揚げや串カツのお店っぽいということ。私のチョイスが引き続き、揚げ物中心ということもありますが、串にささった食べやすいフードが多めでした。

ここのバルは、かなり広めで店内で座って食べることが基本のようです。ちなみにお手洗いは地下にあったのですが、地下にも広いフロアがあって座席数もかなり多めにありました。1階部分だけでも座席が多く設置してあるので、椅子に座ってゆっくり楽しめるほか、立ったまま外やカウンター付近でサッと食べることもできる感じでした。こちらのお店のフードは、特にビールとワインがよく合うように感じました。物価が高く、特に外食が高めのヨーロッパで、一人10ユーロほどで満足できるのは本当に嬉しい限りです。

バスク地方を堪能するならフランスからすぐ行けるサン・セバスチャン♪

なんとなくフランスっぽい雰囲気もあるサン・サバスチャン。先日紹介したフランス側のバスク地方の街、ビアリッツからも近く、フランス南西部を巡るならぜひ候補地にしたい街です。ちなみに私はビアリッツからは公共のバスで行きました。GPSで国境を渡る瞬間を見ていたのですが、橋の上であっさり何のアナウンスもないまま国境超え。EUで地続きだからこそ起こる現象ですが、日本人からすると非常に不思議な感覚ですよね。そんな感覚も面白いサン・セバスチャンまでの道のり。ぜひフランスからスペインへの国境超えを体感してみてください!