みなさんはフランス人に対してどんなイメージを持っていますか?
ロマンチスト?朝からワインを飲む?バゲットを毎日食べる?
今回は、わたしたち日本人が持っているフランス人のイメージやステレオタイプは正しいのか、わたしが実際にフランスに住んでみて「これはウソ!これはホント!」と思ったことを紹介していきます。
ウソ?ホント?フランス人のイメージ・ステレオタイプ
フランス人はオシャレ
半分ホント
街ゆく人を見ていると、オシャレだな〜と思う人もいますが、服装に無頓着な人も多い、というのがわたしの感想です。毛玉がたくさんついた服を着ていたり、季節感ゼロの服を着ていたり。
流行りを追うよりも自分の好きなスタイルを貫く人が多く、おしゃれに着こなしている人もいますが、ファッションに興味がなく何年も前に買ったような服を着ている人も多いので、これは半々かな?と思います。
フランス人は毎日ワインを飲む
ウソ
ワイン大国フランスですが、だんだんとワインの消費量は減ってきているそう。カフェなどでアペリティフ(Apéritif)をしている人を見ても、ワインよりビールやカクテルを飲んでいる人が多いように感じます。
年配の方の中には習慣的に毎日ワインを飲む人もいますし、ワインを飲む機会は日本よりははるかに多いですが、全体を見るとフランス人が毎日ワインを飲む、というのはホントとは言えません。
フランス人は毎日バゲットを食べる
ホント
フランスではバゲットを買いに毎日パン屋へいく人もいるほど。また、まとめ買いして冷凍保存している家庭も多くあります。
朝食にはジャムを塗って食べたり、ランチにバゲットサンドを食べたり。アペリティフのハムやチーズにはバゲットは欠かせないし、レストランでは料理によってはバゲットが無料で付いてきます。朝から晩までバゲットを食べる機会は多く、毎日バゲットを食べている人は多いでしょう。
フランス人はあまり働かない
ホント
日本と比べると、労働時間が短く休暇が多いのは事実です。フランスの年間有給は5週間分あり、ほとんどの人がこの休暇を使い切ります。また、遅刻やタバコ休憩なども多いので、フランス人と日本人が一緒に働くと、真面目に働く日本人が損をしているように感じてしまいます。
フランス人は自己主張が強い
ホント
フランスの教育では、「自分の意見を持ち、それを伝えることが大事」と習うのだそう。なので、どんな場面でも自分の意見を主張して曲げない人が多いんです。
なにか問題が起きたとき、自分はこういう理由でこう思ったからこうした、と自分の行動の理由をわかってもらうためにひたすら説明するので、日本人からすると「フランス人は自己主張が強いし、謝らない。」と感じてしまいます。
フランス人は英語を話さない
ウソ
若い世代では多くの人が英語を話します。親世代では話せない人も多いですが、教育の変化に伴い最近は英語を話せる人は増えています。
フランス人はフランス語を話さない観光客が嫌い、なんてこともよく言われましたが、観光地では英語で話しかけられることも多く、本当は英語が話せるのにフランス語でしか話さない、なんて人も出会ったことがありません。
フランス人はロマンチスト
ウソ
わたしの周りには、ロマンチストだなぁと思うフランス人はおらず、フランス人の友人にも「フランス人はロマンチストじゃないよ」と言われたことがあります。
愛情表現がストレートでわかりやすいのでロマンチックに感じる部分もありますが、むしろ現実的で合理的な考えの人が多いのが事実。それは事実婚の割合が多いことからも感じ取れます。
わたしの個人的な意見や感じたことなので、実際にフランスに行ってみたら、違うな〜と感じることもあるかもしれません。実際にフランスを訪れて、ぜひ自分の目で確かめてみてくださいね!