もう困らない!フランスのレストランのメニューの見方

旅行の楽しみといえばおいしい食事ではないでしょうか。
特にフランスは美食の国のひとつにあげられるほど食文化が発展しています。伝統料理も多く、フランスに行ったら食べてみたい料理は山のようにあります。

しかし食は旅行の醍醐味である一方、レストランのメニューがわからなくて注文に苦労することもありますよね。観光地のレストランではたいてい英語のメニューがありますが、ローカルなレストランでは現地の言葉のメニューしか置いてないことも。

そこで今回は、実際のレストランのメニューを例にして、フランスのメニューの見方や注文方法をご紹介します。

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目次

フランス語のメニューを理解しよう

フランスのレストランのメニュー

今回は次のメニューを例にして見方を説明していきます。一般的なカジュアルなレストランのメニューです。ポイントとなる①から⑦を見ていきたいと思います。

コースメニュー

①Formules déjeuner → ランチコース
Du lundi au vendredi midi → 
月曜日から金曜日のランチ

「Formules déjeuner」はランチコースを意味します。このレストランでは、月曜〜金曜のお昼のみランチコースが注文できる、ということになります。

②Entrée – Plat ou Plat – Dessert 22 € → 前菜・メイン または メイン・デザートで22€
Entrée – Plat – Dessert 26 € → 
前菜・メイン・デザートで26€

ここではランチコースの内容を説明しています。前菜とメインで22€、メインとデザートで22€、または前菜・メイン・デザートで26€の3種類があります。

特に指定がないので、この場合はメニューのアラカルトから料理を選んで注文します。追加料金が必要になる料理がある場合もあるので、メニューをよく見てくださいね。また、前菜とメインだけのつもりだったけどやっぱりデザートも食べたい!となったときは、後からデザートを追加してもOKです。

パリ レストラン「jaja」
デザート

③Formule enfant → 子ども用コース
Plat et Dessert 15 € → 
メイン・デザートで15€

「Formule enfant」は子ども用コースになります。このレストランではFormule enfantがありますが、どこのレストランでもあるわけではありません。むしろ、子ども用コースを用意しているところのほうが珍しいです。

アラカルトメニュー

パリ レストラン「jaja」
メイン料理

ここからはアラカルトメニューの説明です。コースメニューがない場合はアラカルトから前菜、メイン、デザートの順に選んで注文します。前菜なしのメインとデザート、メインのみ、前菜とメインでデザートなし、など自分の好みに合わせて選んでOKです。

このレストランの場合は、平日のお昼以外はコースメニューがないので、夜や週末はアラカルトから注文することになります。

Pour se mettre en appétit
→ 前菜

「 Se mettre en appétit」は直訳では食欲をかきたてる、というような意味になります。少し文学的な表現が使われていますが、つまりは「前菜」です。

前菜は一般的には【Entrée】と書かれています。ほかには【Pour commencer】【Mis en bouche】などと書かれている場合もあります。

Plats du moment
→ 季節のメイン料理

「Plats du moment」はメイン料理になります。たいていの場合は【Plats】【Plat principal】【Plats de résistance】のように書かれています。

Plats du moment à partager
→ 大皿料理

「Plats du moment à partager」は大皿料理や数人でシェアするようなメイン料理になります。あまり一般的なメニューではありませんが、このレストランではみんなで分け合うタイプのメイン料理があるようですね。

料理を見るとすべて肉料理になっています。ちなみにお肉の焼き具合を聞かれた場合、次の4つから答えます。

Bien cuit ー ウェルダン
À point ー ミディアム
Saignant ー ミディアムレア
Bleu ー レア

Saignantはわたしたちがイメージするミディアムレアよりもレアに近いかもしれません。Bleuは表面を焼いただけで中はほとんど生の状態。フランス人はSaignantが好きな人が多いようです。

⑦Douceurs & gourmandises
→ デザート

Douceursもgourmandisesも甘いものやスイーツを意味する言葉。つまりはデザートです。たいていは【Desserts】【Pour finir】などと書かれています。

デザートと一緒に、または最後の締めにコーヒーを注文するのもいいですね。もちろんコーヒーはフランスらしくエスプレッソで。

パリ レストラン「jaja」

今回メニューの例として使用したのは、マレ地区にあるレストラン「jaja」。定番のフランス料理にひと手間加えたおしゃれな料理が食べられます。メニューにもおもしろい表現が使われていて、細かいところまでこだわっているのがわかりますよね。

ワインの種類も多いので、ワインが好きな人にもおすすめです。モダンな雰囲気のインテリアもおしゃれですよ。人気のお店なので、週末は予約していくのがベターです。ぜひ行ってみてくださいね。

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この記事を書いた人

はじめまして。フランス在住のちゃこです。フランスへのワーホリと語学留学を経て、現在はフランス人パートナーとパリに住んでいます。フランスの好きな街は、ストラスブール、エクス=アン=プロヴァンス、マントンなどなど。。。将来は、南仏の小さな街でのんびり暮らすのが夢です。
大好きなパリの最新情報や、フランスの文化や生活についてお伝えできればと思います。在住者ならではの情報をお届けしていきます。

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