【パリ】ラ・ヴィレットで開催!「ラムセスとファラオの黄金展」
パリの美術館やイベントホールでは、毎年数多くの展示会が行われています。絵画や写真などさまざまな分野の展示が開催されますが、今年もっとも話題になった展示会のひとつが「ラムセスとファラオの黄金展」です。
開催前から話題を呼んでいた「ラムセスとファラオの黄金展」ですが、先日展示を見に行ってきたのでその内容を少しご紹介したいと思います。
約5ヶ月の展示期間の終了ギリギリに行ったので、もうそれほど混んでいないだろうと思いきや…
時間指定のチケットを購入したにも関わらず、入場まで1時間の行列!古代エジプトの人気ぶりが伺えました。
180点以上の展示品と映像を交えた見ごたえたっぷりの展示
展示のスタートは、ラムセス二世の生涯をまとめた映像からスタート!これでラムセス二世統治下のエジプトとラムセス二世の人生がわかり、展示をより楽しむことができました。
一番初めに迎えてくれる展示品はラムセス二世の銅像とオベリスク。一気に古代エジプトの世界に引き込まれます。
美しい宝飾品や黄金のマスクなど、豪華な展示品の数々。古代エジプトの豊かさと奥深さを感じられる展示品が並んでいました。
こちらはなんと動物のミイラ。動物までミイラにしていたとは驚きです。
目玉展示品はラムセス二世の棺!
今回の特別展の目玉はなんといってもラムセス二世の棺です。実に45年ぶりにフランスに貸し出されたのだそう。ミイラはエジプトに残り棺だけの展示でしたが、それでも間近で見ることができて感動でした。
さらに、ラムセス二世のミイラを元に作られた生きていた頃のグラフィック映像も見ることができました。銅像や壁画のイメージしかなかったので、こんな顔だったのか〜となんだか身近に感じました。
そのほかにも、初めてエジプト国外で展示される品もあり、かなり貴重な展示内容となっていました。
ラムセスとファラオの黄金展は、当初4月7日〜9月6日までの予定でしたが、あまりの人気ぶりに9月10日まで延長。多くの人が足を運び、最終的には142万人の来場者数を記録しました。
大型イベントが魅力!ラ・ヴィレットのプログラム
ラ・ヴィレットの展示場はトータルで広さが18,000㎡にもなる巨大な空間です。そのためここで行われる展示は、毎回規模が大きく見ごたえのあるものばかり。
過去にはナポレオン展やツタンカーメン展などの大型特別展を行っており、いずれも大盛況でした。
フランスといえばアートのイメージが強いですが、ラ・ヴィレットではアート以外の展示やイベントも盛んに行っています。
2024年に迫ったオリンピックでは、ファンゾーンとして多くの観戦者やスポーツファンを受け入れる予定です。常におもしろいプログラムを開催しているので、パリに来る際はぜひラ・ヴィレットの情報をチェックしてみてくださいね。