パリのクリスマスマーケット
今年もクリスマスが近づいてきましたね。フランスは街中どこもイルミネーションでキラキラ輝いています。そして、フランスのクリスマスに欠かせないものといえばクリスマスマーケット!ということで、今回はパリのクリスマスマーケットをご紹介します。
チュイルリー公園クリスマスマーケット
パリで一番賑わうのがこのチュイルリー公園のクリスマスマーケット。
ここには移動遊園地とクリスマスマーケットのふたつが設置されるのでとても賑やかです。仕事終わりに立ち寄る人も多く、平日でも夜はかなりの混み具合。週末はもちろん朝から夜遅くまで多くの人が訪れます。
昨年まではスケートリンクもありスケートを楽しむ人の姿が見られましたが、今年はスケートリンクはなし。
そのかわりに屋台の数が昨年よりも増えていました。ホットワインの屋台だけでもいくつもあるので、どこで買おうか迷ってしまいます。他にもラクレットやオニオンスープなどフランス名物の屋台がたくさん。
食べ物以外では、アクセサリーやクリスマスのデコレーションなどもたくさん並んでいました。屋台の飾り付けも凝っていて、見ているだけで楽しくなります。
移動遊園地はというと、ミニジェトコースターやゴーカートなど小さなお子さんでも楽しめるものがたくさんあります。
一番人気の乗り物は観覧車。時間帯によっては行列ができるほど人気です。さらに今年はUFOキャッチャーコーナーが新登場していました。クリスマスムードが半減してしまう感は否めませんが…
夜になると、屋台も遊園地もイルミネーションがとってもきれいです。クリスマス気分を存分に味わえるおすすめのクリスマスマーケットです。
パリ市庁舎クリスマスマーケット
パリ市庁舎前の広場でもクリスマスマーケットが開かれます。屋台の数は少ないものの、おしゃれなデコレーションとパリ市庁舎のライトアップが人気のクリスマスマーケットです。
広場にはモミの木がたくさん並び、まるでサンタの住む森のよう。夜になるとモミの木がイルミネーションで輝いてクリスマスムードがさらに盛り上がります。
また、パリといえばオリンピック開催を来年に控えています。というわけでオリンピックのマークやデザインがデコレーションの中に取り入れられていました。
マスコットキャラクターなどを販売するオリンピックグッズコーナーもありましたよ。さらに、スポーツつながりで子ども向けにボルダリングとロングスライダーも。なかなかの人気で行列ができていました。
サンタクロースと写真が撮れるコーナーもあり、家族連れで楽しめるクリスマスマーケットです。イルミネーションがおしゃれなのでカップルで訪れてもよさそうです。
ラデファンスクリスマスマーケット
ラデファンスクリスマスマーケットはパリ近郊ではもっとも規模の大きなクリスマスマーケットとして知られています。
ラデファンスはパリの郊外ですが、メトロで簡単にアクセスできるのでパリからも多くの人が訪れます。そしてラデファンスといえば高いビルが立ち並ぶオフィス街。ビルとクリスマスマーケットのコントラストが目を引きました。
特徴はとにかく屋台の数が多いこと。フィギュアに革製品、ぬいぐるみにコスメとクリスマス関係なしにたくさんの屋台が並んでいます。クリスマスムードが台無しな気もちょっぴりしますが、おそらくこれらはクリスマスプレゼントを探すお客さんを狙ってのこと。フランス人はクリスマスマーケットでクリスマスプレゼントを買う人も多いそうなんです。
もちろんホットワインなどグルメ屋台もたくさんあるのでクリスマス気分も楽しめます。テントの中にレストランスペースがあるので雨の日でも安心ですし、暖かいところで食事できるのもうれしいところです。
ノートルダム大聖堂クリスマスマーケット
2019年の火災による損壊の修復作業が続くノートルダム大聖堂。クリスマスマーケットは、そのノートルダム大聖堂からすぐ近くの広場で行われます。広場からはノートルダム大聖堂がよく見えて、ロケーションはバッチリ。修復作業の様子もよく見えますよ。
このクリスマスマーケットの特徴は「メイドインフランス」。屋台にはフランスグルメやフランス産のアイテムが並びます。食べ物の屋台には、ホットワインやホットショコラなど冬の定番グルメはもちろん、ギモーヴやチーズなどのフランス名物が。
グルメ以外では、ハンドメイドの雑貨やアクセサリーなどの屋台が並んでいました。マフラーなどの冬のアイテムもありましたよ。フランスの香りが感じられる温かいクリスマスマーケットです。
エッフェル塔クリスマスマーケット
初めてエッフェル塔のクリスマスマーケットに行ったのですが、ものすごい人・人・人!
開催期間は12月中旬から年末までの約2週間だけ、多くの観光客が集まるエッフェル塔ふもとということでかなりの混雑具合でした。
入り口の近くには雑貨やクリスマスデコレーションの屋台が並んでいて、奥へ行くとグルメ屋台があります。通路の真ん中にはテーブルが並んでいて、屋台で買ったものを座って食べることができます。
上を見上げるとすぐそばにエッフェル塔が見え、景色はなかなかです。とにかく人が多いのであまり落ち着けませんが、ソーセージやエスカルゴなど温かい料理を楽しんでいる人がたくさんいました。
今年は工事の関係でセーヌ川沿いの遊歩道にクリスマスマーケットが設置されましたが、通常はトロカデロ庭園で開かれます。トロカデロ庭園であればスペースも広いので、もっとゆっくり楽しめるのではないかと思います。
フランスのクリスマスに欠かせないクリスマスマーケット。
今回ご紹介した以外にもパリにはいくつもかわいらしいクリスマスマーケットがあります。早いものは11月中旬から始まり、長いものでは年明けまで開いています。お正月休みにパリ旅行を考えている方でもパリのクリスマスを楽しめますよ。
ぜひ行ってみてくださいね。