もうすぐラベンダーの季節ですね。南仏のラベンダー畑は一生に一度は見てみたい景色のひとつではないでしょうか。南仏には何ヶ所もラベンダー畑がありますが、今回はもっとも有名なヴァランソル(Valensole)のラベンダー畑についてご紹介していきます。
絶景!フランスのラベンダー畑
ヴァランソルのラベンダー畑の魅力
ヴァランソル高原(Plateau de Valensole)はフランス南部のプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール(Provence-Alpes-Côte d’Azur)地方にある、プロヴァンス地方最大級の面積を誇るラベンダー畑の集積地で、「ラベンダーの聖地」と呼ばれています。
ヴァランソルのラベンダー畑は12,700ヘクタールもの広さを誇ります。これはフランスでもっとも広いラベンダー畑のひとつなんです。一面に広がる紫色のじゅうたんはまさに絶景。風に乗って香ってくるラベンダーの香りに囲まれると、まるで別世界にいるような気分になります。
ラベンダー畑の奥には遠くにプレアルプスも見ることができ、壮大な景色を拝めます。ヴァランソルにはひまわり畑やオリーブ畑も一部混じっていて、南仏らしい景色を見ることができますよ。
ラベンダー畑を訪れるベストシーズンは?
ヴァランソルのラベンダーシーズンは6月中旬から7月中旬。その年の気候によっても変わりますが、特に7月初旬が満開の美しいラベンダー畑が見られるといわれています。
以前わたしが訪れたのは7月8日でしたが、ちょうど満開でとてもきれいなラベンダー畑が見られましたよ。7月下旬でもまだラベンダーが見られる場所もあるので、どうしてもタイミングが合わない場合はヴァランソル以外のラベンダー畑を探してみるといいかもしれません。
ヴァランソルへ行くには?
ヴァランソルへ行くには車が必須。電車は通っておらず、バスはありますが本数が少ないうえアクセスできる街も限られてくるので、あまりおすすめできません。
車で行く場合は、マノスクかムスティエ・サント・マリーの街を拠点にするのがおすすめです。どちらもヴァランソルまで車で30分前後ですが、少し遠回りすれば道中でラベンダー畑をいくつか見ることもできます。パリから行く場合は、TGVでマルセイユまで行き、そこでレンタカーを借りるのが便利です。
マノスク(Manosque)
マノスクはヴァランソルの周辺ではもっとも大きな街のひとつ。細い道が入り組んだ中心地は、飲食店やお土産ショップなどがたくさん並んでいてとてもにぎやかです。
ムスティエ・サント・マリー(Moustiers-Sainte-Marie)
ムスティエ・サント・マリーはフランスの「もっとも美しい村」にも登録されている有名な村。村の背後には切り立った崖のような山が迫っていて、おとぎ話に出てきそうな景観です。村の中には特産品のムスティエ焼きがいたるところに飾られていて、村散策も楽しめます。
ラベンダー畑を訪れる際に役立ちそうなサイトをいくつか紹介します。ラベンダー畑を見に行きたい!と思った方はぜひチェックしてみてくださいね。