パリ在住日本人がおすすめするカフェ4選

4-recommended-cafes-in-Paris-image

パリといえばカフェというぐらい、パリには至る所にカフェがあり、フランス人は本当にコーヒー好きです。

今回は在仏10年の日本人の筆者がお勧めするカフェをご紹介します。
実際に私が行ってみて良かったと思ったカフェばかり、なぜおすすめなのかの理由も合わせて解説していきます。

Maison de BalzacのCafé
フランス語会話学習サイト Coucou!
フランス語会話学習サイト Coucou! ”Coucou!(クク)”は「もっとフランス語を話せるようになりたい」という願いを叶える日本唯一のネイティブ会話に特化したフランス語学習サイトです。
目次

Café Verlet(カフェ・ヴェルレ)

サントノレ通りにある自家焙煎のカフェです。私はサントノレ通りに来ると必ず立ち寄る、一押しカフェです。

何と言ってもコーヒーが美味しい!
パリで私が色々訪れた幾多のカフェの中でもVerletのコーヒーが一番美味しいです。

そして木目調の雰囲気がとってもパリらしくておしゃれ。入るたびに癒されます。
パリ最古の自家製本格カフェで、創業はなんと1880年。100年以上も続いているにはやはり訳がありますね。地元の人に愛され、受け継がれてきた証です。2階席もあり、窓からのパリの眺めを見ながら楽しむ珈琲は至福のひと時です。

創業当時から珍しい産地のコーヒー豆を輸入し続けて現在も30種類以上のコーヒー豆を販売しています。
私はパリの色んな珈琲店でお豆を購入して試しましたが、Verletのお豆が格別に美味しかったです。こちらでコーヒー豆を購入して家で轢いて淹れると絶品です。90年以降はお茶も扱っており、朝食やちょっとしたスイーツも堪能できます。お土産も豆だけでなくサブレや果物・スパイス類も購入できます。

「Verlet(ヴェルレ)」オリジナルグッズも販売しており、コーヒー豆を入れる麻の袋がモチーフになっているエコバッグなどもあり可愛いです。シンプルながら日本では持っている人もきっと少ないため、人とかぶらないアイテムになってくれること間違いなし。サントノレ通りに訪れた際にはぜひ一度立ち寄ってみる価値はあると思います!

お店の名前:Café Verlet

住所:256 Rue Saint-Honoré 75001 Paris

営業時間:月~土10:00-19:00、日曜日定休日

Noir – Coffee Shop & Torréfacteur(ノワールカフェ)

何といっても店内がおしゃれ!ザ・パリ感満載の店内はパリらしいカフェで写真撮影がしたい時にはもってこいです。そしてもちろんコーヒーも美味しい!またこちらでテイクアウトできるちょっとしたスイーツもSympa(いい感じ)です。

Noirはパリ市内に数店舗ありますが、私の一押しはチュイルリー公園とコンコルド広場の目の前にある1区のNoir。店内がコーヒー仕様なんです!本当に可愛くて何時間でも居れちゃいそう。観光地である1区のオペラ界隈のにあるのも良いですね。

コーヒーはもちろん自家製焙煎、その場で焙煎して淹れてくれますので新鮮そのもの。パウンドケーキ、クッキーなどちょっとしたスイーツもあります。またパリではほとんどのお店が日曜日は定休日ですが、Noirは日曜日でも空いているのも嬉しいところ。

オペラやチュイルリー公園、ルーヴル美術館などにいく機会があればぜひNoirに立ち寄ってコーヒーを飲みながらパリ気分に浸ってみてはいかがでしょうか?

お店の名前:Noir – Coffee Shop & Torréfacteur

住所:8 Rue Saint-Florentin, 75001 Paris

営業時間:月〜金 8:00-18:00(金は19:00まで)、土 9:00-19:00、日 9:00-18:00

The Beans on Fire

「コーヒーはジャズのように演奏されるもの」というコンセプトを打ち出しているThe Beans on Fire。
お店の前のテラスではジャズの生演奏が行われることもしばしば。一度ジャズ演奏中にテラスでカフェを嗜む時がありましたが、ジャズとコーヒー、最高に合いました。

なぜコーヒーとジャズ?と私も最初は思いましたが、より良い音楽を生み出すためのジャズのアプローチは、「生豆を栽培する人 – 輸出する人 – 焙煎する人 – 抽出する人」と引き継がれていく過程でそれぞれがお互いに耳を傾け自分の役割を果たすことでおいしいコーヒーは生まれる、という過程と共通するものがあるそうです。

ジャズの醍醐味でもある即興演奏に共通する「決まったメロディーを奏でるのではなく、お互いの音に耳を傾けながら、ハーモニー(調和)を奏でていく」というベースとなるコンセプトが、コーヒーに通じるところがあるとのこと。

彼らは他のカフェ店に焙煎機のシェアをしており、また一般の人向けに焙煎のレクチャーもしています。焙煎に精通している彼らだからこそできることですね。

パリには11区と18区に2店舗ありますが、モンマルトルに近い18区がおすすめ。カフェでゆっくり休憩した後、モンマルトル界隈でパリの景色を堪能できるからです。サクレ・クール寺院やモンマルトル近くにきた際にはぜひ立ち寄ってみてください。

お店の名前:The Beans on Fire

住所:61 Rue des Trois Frères, 75018 Paris

営業時間:月~金 8:00-18:00、土日 9:00-18:00

Malongo Café(マロンゴカフェ)

私のパリでVerletに次ぐ行きつけのお気に入りカフェです。

Verletよりもコーヒー豆の種類が多く、またBIO(オーガニック・無農薬)のコーヒー豆も置いてあります。焙煎前のお豆もあり、とにかく種類が豊富。フェアトレード(労働条件や環境基準を守り、農薬や遺伝子組み換えが行われていない規則)の公正な取引が行われている厳選されたコーヒー豆が販売されているため安心して購入できます。

実際に通った感想としては、いつも店員さんが愛想良く親切にコーヒーの種類の説明をしてくれるところがお気に入りです。
味の好み(苦くない甘めが好き、コクのある深みが好き、オーガニックのものを探しているなど)や希望を伝えると、店員さんがとても親切に解説してくださいます。何度も訪れましたがいつも決まってどの店員さんも親切で、とても愛想良くわかりやすく解説してくれるので嬉しいです。希望に合ったコーヒー豆を購入できるのも助かります。

また焙煎前のコーヒー豆も販売しています。購入したいときは「焙煎しますか?」と聞かれるので焙煎したい場合は目の前の焙煎機で焙煎してくれます。お豆が少しずつ色づいていくのがとっても綺麗です。

もちろん店内で飲食もできます。コーヒー、カプチーノ、カフェラテ、オーガニックコーヒーやオーガニックティーをベースにしたオリジナルレシピ、抹茶カフェもあります。店内は装飾も雰囲気も良くカフェも美味しいためついつい長居してしまいます。

コーヒー用品も販売しており、サイフォンやコーヒーミル、マグカップなども購入できます。中にはハリタなど日本製のメーカーのものも置いてあります。

パリには珍しく日曜日も空いているのも便利です。場所はシテ島のすぐ下、サン・ジェルマン界隈に位置しリュクサンブール公園も近いのも嬉しいところ。近くまで来ることがあればぜひ立ち寄ってみてください。

お店の名前:Malongo Café

住所:50 Rue Saint-André des Arts, 75006 Paris

営業時間:月~土 7:30-19:30、日 8:39-19:30

まとめ

今回はパリ在住日本人がお勧めするカフェ4選をご紹介しました。どのカフェも日本未上陸なので、コーヒー愛好家の方はぜひパリのカフェを堪能していただけたらと思います。

今回ご紹介したカフェは全て「店内にくつろげるスペースがあり落ち着ける、店内が素敵、パリらしさがあり雰囲気が良い、コーヒーが美味しい、日本にはまだない」という基準をクリアしているものを厳選しました。

ぜひ今回ご紹介したカフェの近くまできた際には立ち寄って、パリのコーヒータイムを楽しんでみてください。

4-recommended-cafes-in-Paris-image

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

フランスへピアノの音楽留学のために渡仏し、フランス人パートナーとパリに住んでいます。可愛い雑貨やアンティーク、手芸屋さんなど可愛い物が大好き。おしゃれなカフェやおすすめレストラン探し、フランスらしい風景を写真撮影するのが趣味です。
在仏歴10年、パリガイド歴7年以上。
住んでいる人しか知らない隠れ家的スポットやおすすめ情報などをぜひご紹介していきます。

目次