いよいよパリ2024オリンピックが始まりましたね!
日本はすでにいくつもメダルを獲得していて、次のメダルはどの競技かと楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
現地パリでは開催を不安視する市民の声もありましたが、始まってみれば多くのオリンピック観戦客で賑わっています。また、開会式の大成功により、パリ市民の意見も前向きなものに変わったように感じます。
せっかくのオリンピック、生で競技を観戦したいところですが、チケットには限りがあり難しいところ。
そこで今回は、チケットがなくても現地でオリンピックを楽しめる方法をご紹介します!
パリオリンピック、現地での楽しみ方!
ファンゾーン
まずはパリ市内25ヶ所に設置されたファンゾーンをご紹介。ファンゾーンには巨大スクリーンが設置され、みんなで競技を観戦することができます。家のテレビで見るのもいいですが、みんなで観戦すると勝ったときの喜びや感動を共有できてさらに盛り上がりますよね。
巨大スクリーンの他にはスポーツコーナーが設置されていて、オリンピック競技を体験できるようになっています。フランスの子どもたちは夏のバカンス真っ最中。たくさんの子どもたちがファンゾーンでスポーツを楽しんでいます。フードスタンドもあり、大人はオリンピック観戦、子どもはスポーツ体験と家族で一日楽しめる場所になっています。
フランス人の開会式に対する反応は?
わたしはファンゾーンで開会式を見ましたが、あいにくの雨にも関わらず多くの人が歓声を上げながら開会式を楽しんでいました。
最初に元サッカー選手のジダンが登場したときには、スクリーンの前は大盛り上がり。ジダンは引退してからかなり経ちますが、フランスでは英雄的な人気があるようです。
そして、フランスでは賛否両論あった歌手アヤ・ナカムラの登場。若い世代に人気の歌手と軍楽隊という、対極によるコラボがフランス人の心を掴んだようです。パフォーマンス終了時には大きな拍手が沸き起こりました。
最後のセリーヌ・ディオンの歌唱では、それまでの盛り上がりとは正反対に静かに聴き入る姿が。数年ぶりのパフォーマンスにも関わらず、その圧倒的な歌声と表現力にみんな魅了されていました。
セーヌ川を会場にしての開会式は、パリ市民に多くの制限を強いることになり否定的な声が多く上がっていました。しかし終わってみれば称賛する声で溢れ、フランス人の多くは大成功と捉えています。
無料で一部競技が観戦できる
パリオリンピックで実施されるのは32競技。実はこの中にはチケットがなくても無料で観戦できるものがあります。
それはトライアスロンやマラソンなど、公道を使用して行われる競技です。特にマラソンはパリ市庁舎を出発しヴェルサイユ宮殿を回ってパリに戻ってくるという、広範囲にわたるコース。チケットが取れなかった人も生観戦できる大きな機会です。
実はまだチケットは購入可能
オリンピックはすでに始まっていますが、実はチケットはまだ購入可能。全て売り切れているわけではありません。現在も購入ページは随時更新されていて、新しいチケットも出ています。ただ、チケットはかなり高額なものも。チケットは残っているのに手が出ないのが悲しいところです。
聖火を見る
開会式の最後に見ている人みんなを驚かせた気球型の聖火台。この聖火台はオリンピック期間中はチュイルリー公園に設置されています。しかも日没後は空に浮かぶという演出付き!気球は直径7mとかなりの大きさなので、遠くからでも見ることができます。
間近に見るためには無料整理券を予約する必要がありますが、予約開始当日に一瞬で完売。再度整理券は用意されるとのことですが、それでも何人が整理券を手にすることができるのか。。。
しかし、整理券はなくても少し離れたところから聖火台を見ることは十分に可能。チュイルリー公園の周辺には聖火台を見るために朝から晩まで多くの人が集まっています。
今回のパリオリンピックは、パリの街自体を競技場にしたような会場づくりがされました。
たとえチケットがなくても、巨大スクリーンで観戦したり競技場から聞こえてくる歓声を聞いたりといろんな形で参加できるオリンピックとなっています。
パリでは当初否定的な声も多く聞かれましたが、結果的に多くのパリ市民がオリンピックを楽しんでいるようです。