毎年夏にフランスで行われるツール・ド・フランス。日本では聞いたことはあっても身近なスポーツイベントではないので詳しく知らない人も多いのではないでしょうか?
実は私もその一人で、今までツール・ド・フランスを見る機会もなかったので、特に興味を持つこともありませんでした。ですが、先日、フランス人旦那の実家のすぐそばがレースコースだということで、家族総出で見に行くことになりました。今回はそんなツール・ド・フランスについて紹介します。
ツール・ド・フランスってなに?
最初に行われたのは1903年。以降、毎年7月になるとフランスおよび周辺の国を舞台に行われる自転車のロードレースがツール・ド・フランスです。
2023年は7月1日~23日まで行われています。ゴールは決まってパリ。昨年から、女子版ツール・ド・フランス(Tour de France Femmes)も数十年ぶりに開幕され、フランスではこの時期熱気に包まれます。なお、女子版ツール・ド・フランスにつきましては、2023年は7月23日~30日に開催される予定です。
また、今年は全3405,6 kmのコースを21ステージに分けて競技が行われます。
ツール・ド・フランスのルール 団体戦?個人戦?
ツール・ド・フランスはルールが複雑です。
基本的には、団体戦です。団体ごとにユニフォームが決まっているので、観戦時には色で区別するとわかりやすいです。テレビ観戦などでよく見てみると、同じチームで横ばいに走っている選手間同士では、励ましの言葉がけをしていたり、水を分け合ったりしています。
決められたステージにスピンポイント、上り坂ポイントなどがあります。この総合ポイントが高い選手が個人総合での優勝となり、その選手のいるチームが優勝になります。
ちなみに、マイヨ・ジョーヌ “maillot jaune”とは、総合順位の優勝者を示すイエロージャージのことです。各ステージの終了時に最も高いポイントを持つ選手が表彰式でイエロージャージを受け取ります。イエロージャージを着た選手を応援しながら観戦するのも楽しみの一つです。
2023年ツール・ド・フランスのコース
上記で紹介しています通り、ゴールはパリと決まっています。しかし、毎年コースは異なります。ですので、今年フランスの実家近くがレースコースだったのは偶然でとてもラッキーでした。
今年の女子レースコースはこちら↓
戦利品をゲット!広告キャラバン隊
広告キャバラン隊(Caravane)とは、競技の前に、走るコースに沿って各スポンサーが広告宣伝車を走らせ、試供品・試食品などを観客にばらまきまく(正確には投げたものをキャッチする)イベントです。
他の客もいるので奪い合いです。私達ももちろん参加しました。時間にして約40分。子供もいたので目立ったのか、ゲットしたものは約20個。フランスの家族が、今までこんなに物をもらったことがないよーと驚いていました。
近くで見たツール・ド・フランスの迫力
キャラバンから3時間後、いよいよレースを間近でみる瞬間が。
子供たちと”Allez! Allez‼”(いけーいけー)と応援しました。時速40km近くで走っている選手達はあっという間に過ぎ去ってしまいました。途中転んでしまってトップ群から遅れてきた選手には、声が届け!と子供たちと夢中で歓声を送りました。
いかがでしたか?来年は皆さんも是非、本場フランスで現地の人たちとツール・ド・フランスを観戦してみてはいかがでしょうか?