2024年4月8日、カナダでは44年ぶりに皆既日食が観測されます。この日を待ちわびている人々で、カナダ全土が大いに盛り上がっています。私の住むケベック市でも、日食グラスが飛ぶように売れ、週末にはどのお店も完売状態となりました。残念ながら、私はこのブームに乗り遅れてしまいました。昨日行われるはずだった日食グラスの無料配布に期待していましたが、当然ながらすぐに品切れとなってしまいました。日食グラスを手に入れ損ね、急いで近くのお店を巡りましたが、どこももう販売しておらず、手に入れることができませんでした。
今回は私のように日食グラスを入手できなかった人々に、代替の手作り品を紹介します。それに先立ち、今回の日食の時間と場所について簡単に説明します。
日食現象と時間(ケベック州)
皆既日食は、月が地球と太陽の間に位置し、太陽光を完全に遮る現象です。これにより、昼間に異常な暗闇が生まれ、太陽の周りの光の領域であるコロナを観察する機会が生まれます。これが日食です。
日食にまつわるフランス語です。
部分日食 éclipse partielle
皆既日食 éclipse totale
金環日食 éclipse annulaire
皆既日食が見られる時間と場所
ケベック州では、次の時間と場所で皆既日食を見ることができます。皆既日食はわずか数分で終わります。これは頻繁に起こる現象ではなく、条件が揃わないと観察することができません。この稀な現象を見るために、世界中から観光客がカナダに訪れています。こういった話を聞くと、ますます見たいという願望が高ってしまいますね。
日食グラス代用品の作り方
所有時間ー10分から15分
必要なものーはさみ、カッター、31×33×24㎝以上の段ボール(大きければ大きいほど)、穴を塞ぐようの段ボール、アルミホイル4×4cm
工程
①段ボールのあなをすべて塞ぐ(光が入らないように)
②アルミホイルの真ん中に針で穴を上げる。
③塞いだあとがない面にセロハンテープで②をきれいに貼る(太陽の光が針のあなから入る部分なので、あまり隅につけると調整しにくいです)
④アルミホイルから十分距離を置いた場所に穴をあける(目のサイズ)
⑤アルミ部分②を太陽の光が入る位置に合わせ、目のサイズに切った穴④から段ボールを覗くと太陽が段ボールの中に映し出されます。
いかがでしたか?
明日は、日食を見に来る観光客でカナダが大いに賑わうでしょう。皆さん、太陽を直接見ないように気を付けながら、日食の時間を楽しみましょうね。